病いと癒しの人間史―ペストからエボラウイルスまで

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病いと癒しの人間史―ペストからエボラウイルスまで

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784535984325
  • NDC分類 493.8
  • Cコード C3047

出版社内容情報

古くはペストから最近のエボラ出血熱まで、感染症との闘いを経て人間史は紡がれてきた。歴史上のエピソードからその足跡を辿る。

第1部 パラケルススの黒い森

1. 宿という名の病院
2. パラケルススの黒い森
3. インノチェンティ捨児養育院 小児科学の芽ばえ
4. 振り返る瞳
5. 与謝野晶子とスペイン・インフルエンザ
6. 一葉と肺結核
7. ピエタに祈る ボルドーの記憶
8. アンネ・フランクと発疹チフス
9. フランツ・シューベルトと梅毒
10. プラハのユダヤ人墓地
11. 『櫂』に読むスペイン・インフルエンザ
12. グリムの伝承の世界
13. 向田邦子の桜島
14. プラハのマリオネット劇場
15. グリムの伝承の世界
16. 煙突掃除夫のがん
17. ドナウのくさり橋
18. ブタペストの泣き柳
19. 幸田文『おとうと』の結核
20. セントルイスの新型インフルエンザ
21. ブルージュの施療院
22. 不治の病人の病院とレデントーレ教会
23. 不治の病人の病院とキリストにささげられた教会

第2部 クリスマス・キャロルのロンドン社会

1. クリスマス・キャロルのロンドン社会
2. ウィーン ペストの記憶
3. マールブルク 公衆衛生の精神
4. 昭和20年8月3日 甲州街道の少年
5. 宇野千代『生きていく私』を読む
6. アッシジのフランチェスコ
7. 偉人秦佐八郎に学ぶ
8. 手洗いの必要性 ゼンメルワイスの塩素水
9. 八甲田山 雪中行軍の教訓
10. アガサ・クリスティの描く先天性風疹症候群
11. 不知火海沿岸、水俣で起こったメチル水銀中毒事件から半世紀を超えて
12. レントゲン 清貧を貫いた生涯と不滅の業績
13. 破傷風の話 東日本大震災の記憶から
14. エボラウイルス病 スーダン綿工場で発生した奇病の正体
15. ジョン・スノウの『感染地図』

【著者紹介】
白?大学教育学部特任教授

内容説明

我々は病いとどう向き合ってきたか?歴史上のエピソードからその足跡を辿る。

目次

第1部 パラケルススの黒い森(宿という名の病院;パラケルススの黒い森;インノチェンティ捨児養育院 小児科学の芽ばえ;振り返る瞳;与謝野晶子とスペイン・インフルエンザ ほか)
第2部 クリスマス・キャロルのロンドン社会(クリスマス・キャロルのロンドン社会;ウィーン ペストの記憶;マールブルク 公衆衛生の精神;昭和20年8月3日 甲州街道の少年;アッシジのフランチェスコ ほか)

著者等紹介

岡田晴恵[オカダハルエ]
1963年生まれ。共立薬科大学(現・慶應義塾大学薬学部)大学院薬学研究科修士課程修了、順天堂大学大学院医学研究科博士課程中退、医学博士。厚生労働省国立感染症研究所ウイルス第三部研究員、(社)日本経済団体連合会21世紀政策研究所シニア・アソシエイトなどを経て、白鴎大学教育学部教授。専門は感染免疫学、ワクチン学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ずっか

19
コロナの番組でよく見る岡田教授の本。ヨーロッパの町並みと感染症の爪痕を絡めた叙情的なエッセイ。また、小説や映画も同様で感染症などの視点で紹介されてます。新型インフルエンザや鳥インフルエンザの対策にも尽力したのに、なかなか思うようにいっていない・・・と落胆している記述がある。その先に置かれているのが今なのだなあ~と、こっちもガッカリ。もう少し国が準備していれば、コロナの対応もましだったのかな😖2020/05/06

かさお

14
感染症の恐怖を描いた作品は「ペスト」だけでは無い。例えば日本、宮尾登美子の「櫂」舞台は1918年高知市、ヨーロッパで第一次世界大戦の最中、スペイン風邪が猛威をふるい、日本でも45万人の死者が出た時代。戦没者1千万人の数倍の死者が世界中で出た。与謝野晶子もその時代を生きており「感冒の床から」の記で日本政府の対応の悪さを批判。神社仏閣に参拝を求める満員電車に規制をしなかったからだ。他にも幸田文は「おとうと」で結核を描き、樋口一葉は自身が結核で24歳で死去、この本に載っている小説とセットで今読むと感慨深い。2020/04/10

もけうに

4
著者の岡田先生はは感染症が専門だが、まるで文学作品のような面白さ。医学の歴史・事実に立脚しつつも、抒情的でどこか物悲しいトーンが本書全体を覆う。文学・詩歌にも精通する著者の読書量に感服。医学が未発達な時代は、病は「治す」ものでは無く「癒す」ものであった。そう考えると、医学の根源は看護であろう。現代でも、治療法が確立されていない病に対しては、治療以上に「看護・介護」が重視される。人と人との支え合い。祈りと癒し。人間の根本を考える。2020/07/27

ふじか

2
主に感染症とそれに関する歴史上の人物に関するエッセイ+紀行文のような読み物でした。面白かった。著者が子供向けに作った『うつる病気のひみつがわなる絵本』もぜひ読んでみたい。2018/02/11

DK

1
新型インフルエンザのパンデミックに書かれている。 物流や、インフラの従事者が感染するとエライことになると実感 2020/04/12

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