出版社内容情報
うつ病が世界的な流行をみせている。この流行はなぜおきたのか。北米と比較しながら、日本の「うつ」の過去・現在・未来を透徹。
第1章 うつと自殺の医療人類学
第2章 「意志的な死」を診断する――自殺の医療化とその攻防
第3章 気のやまい――前近代の鬱
第4章 「神経衰弱」盛衰史――「過労の病」はいかに「人格の病」へとスティグ
マ化されたか
第5章 「精神療法」と歴史的感受性――二〇世紀日本のうつ病
第6章 鬱、ジェンダー、回復(1)――男性と「諦観の哲学」
第7章 鬱、ジェンダー、回復(2)――女性はうつ病をどのように経験してきたか
第8章 “ストレス”の病?
第9章 「労働科学」の新たな展開――脆弱性再考
第10章 自殺論――労働の病、レジリエンス、健康への意志
第11章 ローカル・サイエンス、グローバル・サイエンス
【著者紹介】
慶應義塾大学文学部人間科学専攻准教授
内容説明
うつ治療はどこから来て、どこへ行くのか。世界的な流行をみせるうつ病―増える患者、揺れる臨床現場のなかで日本のうつ病理解がもつ可能性を探る。
目次
序章 うつと自殺の医療人類学
第1章 「意志的な死」を診断する―自殺の医療化とその攻防
第2章 気のやまい―前近代の鬱
第3章 「神経衰弱」盛衰史―「過労の病」はいかに「人格の病」へとスティグマ化されたか
第4章 「精神療法」と歴史的感受性―二〇世紀日本のうつ病
第5章 鬱、ジェンダー、回復1―男性と「諦観の哲学」
第6章 鬱、ジェンダー、回復2―女性はうつ病をどのように経験してきたか
第7章 「労働科学」の新たな展開―“ストレスの病”と脆弱性再考
第8章 自殺論―労働の病、レジリエンス、健康への意志
第9章 ローカル・サイエンス、グローバル・サイエンス
著者等紹介
北中淳子[キタナカジュンコ]
慶應義塾大学文学部人間科学専攻准教授。Ph.D.(医療人類学)。1993年上智大学文学部心理学科卒。1995年シカゴ大学M.A.(社会科学)、2006年マッギル大学人類学部医療社会研究学部博士課程修了。慶應義塾大学文学部人間科学専攻助手等を経て、2008年より現職。主著にDepression in Japan:Psychiatric Cures for a Society in Distress.Princeton universitypress,2011(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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