出版社内容情報
誰もがもつ不安やその病である不安症について、実際の臨床ケースや映画・ドラマなどのフィクションを題材に解説。木皿泉氏推薦!
目次
第1章 健康な不安、病的な不安
第2章 不安を投影する社会
第3章 パニック症と広場恐怖症
第4章 不安の身体化
第5章 健康不安と疾病恐怖
第6章 社交不安症と対人恐怖
第7章 心的外傷(トラウマ)と不安
第8章 全般不安症と日常生活の中の不安
著者等紹介
平島奈津子[ヒラシマナツコ]
東京医科大学卒業後、総合病院精神科、精神科病院、企業内診療所などに勤務し、2013年から国際医療福祉大学三田病院精神科病院教授。医学博士、日本精神神経学会精神科専門医・指導医、精神保健指定医、日本精神分析学会認定精神療法医・スーパーバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
0
とても分かり易かった。しかし、実際に、じぶんの心理状態を客観視することができないことは、もちろん、他人の反応でさえ、彼になにが起こっているのか、理解が追いつかない。専門家ってすごいなと思う。診察として空間、時間の限定が、やはり、技術だけではなく、観察・分析を、可能にするのかしら。2025/03/12
ハスキー
0
★5/「トラウマ」や「ヒステリー」など、私たちが普段よく使う言葉の本来の意味を知ることができました(医学的にどのような症状を指すかが解説されています)。具体的な対処法、治療法までは書かれておらず、「世の中にはこういう病(症状)を持った方がいるんだよ」という紹介で終わっています。また文体もやや難しい言葉が使われています。何か体に異変が起きていて、原因は何なのか知りたいという人には良いかもしれません。ただ診断は医師にしかできないのであくまでも参考程度に。2020/03/10