内容説明
日本の自殺率は50年前より高い?現代はストレス社会である?几帳面な人はうつ病になりやすい?うつ病には正確な基準がある?うつ病の薬は多ければ多いほど効く?『なぜうつ病の人が増えたのか』の著者がうつ病の「常識」にふたたび挑む。
目次
第1章 なぜ自殺者は3万を超えているのか(長期経過から見た日本の自殺者数;人口構造を標準化した自殺率;自殺率が高い国、低い国;自殺対策の方向性)
第2章 ストレスは増えているのか(客観的な豊かさの指標;なぜ世の中が改善してもストレスは減らないのか;ネガティビティ・バイアスとメディア;ストレスへの気づきと検証)
第3章 どんな性格の人がうつ病になりやすいか(なぜ新型うつ病が注目されるのか;うつ病と性格;テレンバッハとメランコリー親和型;どんな性格の人がうつ病になりやすいのか;なぜ日本ではメランコリー親和型が受け入れられたのか;撃つ病と性格と日本人論)
第4章 うつ病の診断基準とは(1980年代以前|ドイツ精神医学の時代―心理的な抑うつは病気ではない;1980年代以降|DSM‐3の誕生―定義は棚上げに;DSMの問題点とは;DSMに固有の問題点)
第5章 薬の適切な用量はどうやって決めるのか(用量依存性とは;効果の用量依存性;副作用の用量依存性;どのくらいの投与量が適切か;多剤大量処方に陥りやすい考え方)
著者等紹介
冨高辰一郎[トミタカシンイチロウ]
1963年大分県生まれ。1988年九州大学医学部卒業。東京女子医科大学病院精神科講師を経て、現在、パナソニック健康保険組合健康管理センターメンタルヘルス科東京担当部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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