目次
第1章 精神医療における場所の歴史―「そこにしかない」場所と「どこにでもある」場所
第2章 湯治場における精神病治療―宮城県定義の「山中の癲狂院」
第3章 滝湯の精神病者―群馬県の室田不動と瀧澤不動
第4章 地域によって異なる「参篭」のかたち―千葉県の場合
第5章 山里に暮らす精神病者―静岡県竜爪山穂積神社の場合
第6章 「水治療」からは見えないこと―富山県大岩山日石寺の場合
第7章 精神病者預かりを可能にしたもの―京都府岩倉の場合
第8章 霊場生駒山地の一民間療法―戦前大阪府下の精神病者収容施設「星田妙見道場」
第9章 民間治療場から精神病院へ―徳島県阿波井神社の場合
著者等紹介
橋本明[ハシモトアキラ]
編著者。愛知県立大学教育福祉学部教授。専攻は精神医療史・精神保健福祉論。1984年、東京大学理学部卒業。1988年、東京大学大学院医学系研究科博士課程中退。博士(医学)(東京大学)。東京都立大学人文学部助手、山口県立大学看護学部助教授を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。