内容説明
最新の脳科学が解明した認知症の真実。認知症になりにくい方法とは?認知症になっても幸せに暮らす方法とは?また、忘却という働きがなぜ重要なのか?本人の不安や、家族や介護者の疑問や困難を解決する深い智恵とヒントにあふれています。知りたい項目、困っている項目から読んでください。
目次
第1話 脳と記憶とアルツハイマー病(記憶と脳の仕組み;アルツハイマー病の原因について ほか)
第2話 認知症のいろいろ
第3話 「忘れる」という脳の働きについて(最初から記憶されない場合;想起するのが遅れる記憶 ほか)
第4話 私が見てきた脳と記憶の研究の歩み(新しい研究のはじまり;研究の進歩と問題点 ほか)
著者等紹介
岩田誠[イワタマコト]
1942年東京生まれ。東京大学医学部卒業、医学博士。パリ大学医学部、米国アルバート・アインシュタイン医科大学留学後、東京大学医学部助教授、東京女子医科大学教授、同大学医学部長、神経内科主任教授、同大学脳神経センター長などを経て、東京女子医科大学名誉教授、メディカルクリニック柿の木坂院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yutayonemoto
3
【超速読】丁寧な本。新人さんにオススメ。いや、ちゃんと読まんとアカンで。2015/02/14
ひらり庵
1
認知症の解説書を読んでいて、チョムスキーが出てくるとは思わなかった。人間が出来事記憶を主語・述語のセットで記憶しているのはいいとして、動物にも出来事記憶があるから主語・述語で考えている(ただ話せないだけ)、というのは筆が走りすぎかな。専門の脳科学については、前頭葉を嘘つき脳に例えるなど、とても分かりやすかった。また、認知症治療薬としてあまり言及されないエビリファイに早くから注目されている(41ページ)。2017/10/04
okatake
1
4話にわかれて各々のテーマ設定で語られている。 個人的には、第一話の嘘つき脳と正直脳の話しと第三話「忘れる」ということについての話しが興味深いものでした。 同じ著者の「臨床医が語る認知症と生きるということ」を読むのが楽しみです。 2015/07/30
タケシ
0
時間と場所の荷札。記憶と情動の関係。因果律ではないけど、こういうことが脳の中では起きている。とういうことを知っておくことは必要。ただ、知るだけで終わるのはあまり意味がない。とは思う。2016/01/11
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