出版社内容情報
憲法の基本が深く理解できる教科書。判例・学説それぞれの考え方を丁寧に解説し、憲法学の世界に読者を誘う。全2巻のⅡ人権編。
内容説明
判例の考え方を丁寧に読むことで今の憲法の姿を、学説の考え方を通してこれからの憲法の可能性を、基本からしっかり理解。憲法を学ぶことの楽しさを知る。
目次
人権総論
人権の保障の射程
幸福追求権
平等
思想・良心の自由
信教の自由と政教分離
表現の自由(1)総論
表現の自由(2)各論
結社の自由・学問の自由
職業選択の自由・居住移転の自由
財産権
人身の自由と適正手続きの保障
家族・社会権(生存権・教育を受ける権利)
労働基本権・国務請求権(国家賠償請求権・裁判を受ける権利)
参政権
著者等紹介
新井誠[アライマコト]
広島大学大学院人間社会科学研究科実務法学専攻(法科大学院)教授。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学(2001年)、博士(法学)
曽我部真裕[ソガベマサヒロ]
京都大学大学院法学研究科教授。京都大学大学院法学研究科博士後期課程中退(2001年)、修士(法学)
佐々木くみ[ササキクミ]
東北学院大学法学部教授。東北大学大学院法学研究科博士後期課程修了(2005年)、博士(法学)
横大道聡[ヨコダイドウサトシ]
慶應義塾大学大学院法務研究科教授。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学(2007年)、博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ねお
16
司法試験受験後から注目される憲法訴訟が多くあり、また普段憲法論に触れる機会が少ないため、知識のアップデート。法学部生が「通読できる」ベーシックな教科書を目指して描かれているため、憲法人権全体の初学や復習に適しており、もし自分が大学生・受験生であれば分厚い基本書と判例を読むためのホームグラウド的使い方をするだろう一冊。教科書だが、曽我部先生と横大道先生が共著者となっているため最新の議論も核心をついて論じてくれているだろうな、との期待は裏切られず。頁数を少なくするために議論が尽くされていない部分も多いが、2022/02/18