出版社内容情報
留数定理および、その応用の習得が主な目的の複素解析の教科書。例や例題の解説に十分なページを割き、自習書としても使いやすい。
第1章 複素数
1.1
内容説明
豊かな性質をもつ正則関数から留数定理とその応用の習得へ。高校からのつながりを意識し、なんのためにこれを学ぶかをつねに伝えるよう具体的に記述。「例」や「例題」が豊富で、「なるほど!!」と納得できる。
目次
複素数
複素数の収束と無限級数
平面の集合と位相
複素関数・連続関数と微分可能関数
関数の収束そして関数項級数
正則関数
正則関数の幾何学的側面―コーシー‐リーマンの方程式
複素関数の積分―線積分
コーシーの積分定理
コーシーの積分公式とテイラー展開可能性
正則関数の諸性質
ローラン展開と孤立特異点
留数定理と偏角の原理
留数定理と偏角の原理の応用
著者等紹介
宮地秀樹[ミヤチヒデキ]
1970年、大阪生まれ。1992年、立命館大学理工学部卒業。現在、大阪大学大学院理学研究科准教授。博士(理学)。専門は双曲幾何、タイヒミュラー空間論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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