こころの科学叢書
統合失調症の回復とはどういうことか

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784535804319
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C3047

目次

第1章 統合失調症者のニーズを汲むということ
第2章 治療者―患者間の信頼関係の修復過程
第3章 統合失調症と衣・食・住
第4章 水中毒の精神病理と精神科病院
第5章 よい症例検討会とは何か
第6章 石牟礼道子の文学と統合失調症
第7章 慢性統合失調症からの回復―解凍unfreezing(Winnicott)をめぐって

著者等紹介

横田泉[ヨコタミツル]
1957年、兵庫県生まれ。奈良県立医科大学卒業後、京都大学精神科評議会で研修。光愛病院、済生会泉尾病院を経て現在、オリブ山病院副院長(沖縄県那覇市)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sara

3
この先生は本当に患者さんが好きなんだなと思ってほのぼのとした気持ちになりました。 統合失調症についてもわかりやすく書いてあり読みやすかったです。2012/07/16

まめお~

2
統合失調症は思春期~20代で発症することが多く、その親向け?入門書をよく見る。この本は病棟医である著者が、専門雑誌へ掲載等していた7項目をまとめたものなので、現場の医療者向けと思う。内容も長期間入院しているような慢性統合失調症者に関するもの。そして、そのような患者の家族に強くおススメしたい!私の兄も慢性トーシツ。目からウロコな内容多数。理解できないと思い込んでいる行動にも意味があるのだ。著者の「私が魅了されてやまない統合失調症の力と輝きと美しさとを再確認していきたい。」という言葉がなんとウレシイことか。2013/02/22

つなぐ

1
統合失調症患者の内的世界を理解するヒントになる事が、精神分析家ウィニコットの理論を引きながら書かれています。この病気の特徴として、自他の境界が曖昧となる症状があり、それが生活上の困難に繋がるという視点はなるほどと思わせるものでした。しかしウィニコットの理論のように幼児期の養育者との関係を統合失調症患者と治療者が通過するという考え方に私は疑問をもちます。むしろ恐怖ゆえの必死の対処行動として精神分析など引用しなくても解説可能だったんじゃないでしょうか。2017/11/01

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