出版社内容情報
連続強盗の罪で服役するクリス。数学者スー教授と文通を重ね、数学がいかに人々の日常に密接に結び付き人間の美徳を培うかを知る。
内容説明
アメリカ数学協会2021年オイラーブック賞受賞。感動の嵐を呼んだ会長講演、待望の翻訳!連続強盗の罪で服役中のクリストファーは刑務所で数学に目覚め、会ったこともないスー教授に大学の通信制プログラムで勉強したいと手紙を書いた。そして二人の文通が始まった。社会的弱者への温かい眼差しに満ちたスー教授が、豊かに生きることと数学との結びつきをやさしく語りかける、実話に基づく美しい物語。
目次
第1章 豊かな生活
第2章 探究
第3章 意味
第4章 遊び
第5章 美
第6章 永続性
第7章 真実
第8章 葛藤
第9章 力
第10章 公正
第11章 自由
第12章 コミュニティー
第13章 愛
著者等紹介
スー,フランシス[スー,フランシス] [Su,Francis]
ハービー・マッド大学数学科ベネディクソン・カルワ冠教授。アメリカ数学協会元会長。ハーバード大学大学院修了、数学博士。幾何学的組合せ論と社会科学への応用研究に従事。数学教育とその普及にも情熱を注ぎ、数学教育に関する顕著な功績に対してハイモ賞(2013年)を、執筆活動に対してハルモス・フォード賞(2018年)を受賞。学部生との共著論文も多数発表。本書『数学が人生を豊かにする』は2021年にオイラーブック賞を受賞し、8か国語に翻訳されている
徳田功[トクダイサオ]
立命館大学理工学部機械工学科教授。工学博士(東京大学)。室蘭工業大学工学部情報工学科助手、同助教授、北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科准教授、立命館大学理工学部マイクロ機械システム工学科准教授などを経て、現職。現在の専門分野は、生命・健康・医療情報学、知能機械学・機械システム(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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