出版社内容情報
他では見たこともない数の世界の出来事を、漫画と本格解説で味わう本。どのページからも数たちの息遣いが聞こえてきます。
内容説明
整数たちが織りなす不思議の国の冒険譚。サブライム数、シェルピンスキー数、アペリー数、…かずかずの個性豊かなキャラクターたちを描く今まで見たことのない数学漫画。各話に付した明快な数学的解説と未踏の研究課題は、これから学ぶ人、理解を深めたい人、研究を志す人を新たな景色へと誘う。
目次
サブライム数
ロビンの定理
ゲーベル数列
シェルピンスキー数
アペリー数
弱い素数
鈴木の定理
ヴィーフェリッヒ素数
ウォルステンホルム素数
アンタッチャブル数
素数表現多項式
絵になる素数
著者等紹介
小林銅蟲[コバヤシドウム]
1979年生まれ。漫画家
関真一朗[セキシンイチロウ]
1989年生まれ。青山学院大学理工学部助教。専門は数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ゆーす
2
素数とか完全数とかから入って整数に関する雑学を漫画で紹介する読み物……と思って読むと全く違います。各章とも2頁の漫画から始まり、定理と具体例による2頁程度の解説、4頁程度の証明、という構成でしょうか。頑張れば読めないこともないですが、ちょっと難解過ぎました。もともと数学セミナーという雑誌の連載だそうで、読者のレベルを高めに置いているのかも。読みたかったのは「2が現れる素数」の話で、それと「1089桁の素数」は、素数って不思議!くらいの浅い話題で面白かったです(笑)2024/01/08
zhiyang
0
漫画かと思ったら騙された笑 第1話の8コマ目から漫画も数学も飛ばしていて凄く良い。数学解説パートで『寿司 虚空編』で数字がぎっしり並ぶ数式を「模様」と表現していたのを思い出した。模様だ。小林銅蟲の漫画の不条理さ・カオスさが、数学わからない勢が数学に感じるなんじゃこりゃ感とシンクロしている……のかもしれない。2023/05/01