出版社内容情報
数学は計算できればよいのだと思っていませんか? うまく計算できたときの快感は大切です。しかし、数学は計算だけではありません。数学の考え方は、日常の中にある数的世界の奥深さを反映しています。しかも、人類がその長い歴史の中で積み上げてきたものです。試験の緊張から解き放された気持ちで数学の考え方を見直すことができれば、豊かな気持ちになることができるでしょう。本書では、算数から大学初年級の数学までを幅広く取り上げ、日常でも役に立つ数学の考え方を紹介します。数の計算は現代のそろばんである電卓(ときには、簡単便利なコンピュータの計算ソフト)を活用しましょう。考え方を身に知ることで、日常の出来事に対する見方が変わり、その本質を理解することで、より豊かな人生を自信をもって送ることができるでしょう。
数学を学び直したい人、数学に躓いたことがあるけれど克服したい人、お子さんやお孫さんに遅れることなく数学の学びを始めたい人などに最適の一冊です。
内容説明
計算することだけが数学ではありません。人類の長い歴史の中で積み上げられてきた数学の考え方には、日常の中にある数的世界の奥深い豊かさがあふれています。数の計算は現代のそろばんである電卓に任せ、数学の考え方を知ることで、自信もって生きる糧をつかみとりましょう。
目次
第1章 便利なものの活用―電卓で計算を楽しもう
第2章 並べ方と選び方
第3章 起こり得る可能性はどのくらい?
第4章 有理数と無理数、どっちが多い?
第5章 中学数学の最初の壁、文字式と方程式を乗り越えよう
第6章 速度は微分、面積は積分
第7章 ピタゴラスの定理
第8章 連立1次方程式と行列の関係
第9章 指数関数的に増えるもの
第10章 複素数は存在しない?
付録 一筆書きも数学です
著者等紹介
押川元重[オシカワモトカズ]
1939年、宮崎県に生まれる。1963年、九州大学大学院理学研究科修士課程修了。現在、九州大学名誉教授・理学博士(九州大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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