出版社内容情報
AI社会を生き抜くための基礎知識である情報理論。本書は微分積分・線形代数・確率論などの大学初年級で学ぶ数学をベースに、エントロピー理論と符号化定理を中心に解説した入門的テキスト。詳細な証明や計算が必要なため、重要事項だが他書では割愛されるような内容も、本書では丁寧に取り上げる。また、情報理論における三大定理のうちの2つ「情報源符号化定理」「通信路符号化定理」の詳細を解説し、「エントロピーの一意性定理」についてもその概略を紹介する。
内容説明
いま知っておきたい情報理論の数学的基礎がここに!AI社会を生き抜くための基礎知識である情報理論。本書は大学初年級で学ぶ数学(微分積分・線型代数・確率論など)をベースに、エントロピーと符号化定理を中心に丁寧に解説する。
目次
第1章 情報理論から広がる世界
第2章 物理学におけるエントロピー
第3章 情報(Shannon)エントロピー
第4章 情報源符号化
第5章 相対エントロピー
第6章 通信路符号化
第7章 符号理論入門
第8章 典型系列による符号化定理の証明
第9章 量子情報理論
付録
著者等紹介
古市茂[フルイチシゲル]
1995年東京理科大学理工学部数学科卒業。1997年東京理科大学大学院理工学研究科情報科学専攻修了。現在、日本大学文理学部情報科学科教授(博士(理学))。専門は情報理論、行列解析、不等式(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
1
情報理論から広がる世界 物理学におけるエントロピー:熱力学的・統計力学的エントロピー 情報エントロピー:自己情報量とエントロピー エントロピーの性質と公理的特徴付け 情報源符号化:符号化の基本 符号化アルゴリズムと情報源符号化定理 Huffman 符号の最適性 ユニバーサル符号化 相対エントロピー: 相互情報量 相対・微分エントロピー 通信路符号化 符号理論入門 典型系列による符号化定理の証明 量子情報理論 付録:マルコフ情報源 いくつかの不等式のまとめ さまざまなエントロピー 9章で必要な事柄2021/04/18