カシミール物理への招待―次世代マイクロ・ナノデバイスの実現に向けて

個数:
電子版価格
¥4,620
  • 電書あり

カシミール物理への招待―次世代マイクロ・ナノデバイスの実現に向けて

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月26日 01時03分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 160p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535789128
  • NDC分類 421.3
  • Cコード C3042

出版社内容情報

「ゆらぎ」という基本的な自然現象を通して、カシミール効果の物理学的基礎から技術応用までを、簡潔かつ丁寧に解説する。

真空に平行な金属板を十ナノメートル程度の間隔で置くと、金属板の間に一気圧ほどの引力が働きます。これが量子ゆらぎによって引き起こされる「カシミール効果」です。カシミール力はゆらぐ電磁場の境界条件を上手に制御することで、斥力にもなります。機能発現の宝庫であるカシミール効果が実験により立証されて20年が経ち、半永久的な寿命をもち電力をほとんど消費しないモータやアクチュエータ、ナノニュートン程度の極めて微弱な力を精度よく測る高感度力センサーなどを扱うマイクロ・ナノマシンやナノフォトニクスなどへの応用が、欧米を中心に盛んに研究されています。本書では基本的な自然現象である「ゆらぎ」を通して、カシミール効果の物理学的基礎から技術応用までを、簡潔かつ丁寧に解説します。

内容説明

次世代ナノメカニクスの基礎理論を知りたいあなたへ。カシミール‐リフシッツ力が主役を演じるカシミール物理の理論的基礎から技術応用を簡潔かつ丁寧に解説します。

目次

第1章 ゆらぎと応答
第2章 ゆらぎを通して物理の本質がみえる
第3章 量子ゆらぎを通して物理現象を理解する
第4章 電磁ゆらぎを源とするカシミール効果
第5章 カシミール効果の発見からリフシッツ理論へ
第6章 連続体力学の視点からみたリフシッツ理論
第7章 カシミール‐リフシッツ力の数値解法
第8章 カシミール‐リフシッツ力の実験と技術応用

著者等紹介

岡田勘三[オカダカンゾウ]
1951年、岡山生まれ。1974年、アメリカ・オレゴン州立大学理学部物理学科卒業。1981年、同大学院理学部数学科博士課程修了(PhD)。ソニー(株)でデータ・ストレージ技術を中心にコンスーマー・エレクトロニクスのR&Dに従事した後、シンガポールA*STARデータ・ストレージ研究所シニア・サイエンティストを経て、2012~16年、九州大学マス・フォア・インダストリ研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。