出版社内容情報
カラビ予想の解決でフィールズ賞を受賞したヤウの自伝。物理に影響を与え、ポアンカレ予想解決に深く関わった当事者が語る真実。
内容説明
カラビ予想の解決でフィールズ賞を受賞した数学者ヤウの自伝。物理に影響を与え、ポアンカレ予想の解決に深く関わった当事者だから語りえる真実。
目次
遍歴の青年時代
人生は続く
アメリカへ
カラビ山の山麓で
頂上を目指す
蕉嶺県への道
スペシャルイヤー
陽光ふりそそぐサンディエゴのひもと波
ハーバードに定着
数学センターの設置に献身
ポアンカレを超えて
二つの文化の狭間で
著者等紹介
シントゥン・ヤウ[シントゥンヤウ]
丘成桐。1949年、中国汕頭市生まれ、香港育ち。香港中文大学を卒業後、アメリカに渡る。カリフォルニア大学バークレー校で博士号を取得。プリンストン高等研究所、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校、スタンフォード大学、カリフォルニア大学サンディエゴ校などを経て、ハーバード大学教授。1982年にフィールズ賞を受賞
ネイディス,スティーブ[ネイディス,ティーブ] [Nadis,Steve]
サイエンスライター。『アストロノミー』誌、『ディスカバー』誌の寄稿編集者。『ケンブリッジ・クロニクル』誌のコラムニストでもある
久村典子[ヒサムラノリコ]
翻訳家。東京教育大学文学部英文科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yooou
5
☆☆☆★★ ひも理論で予想されている時空の形とされるカビヤウ多様体を導き出した当事者であるヤウの自伝。残念ながらその内容には殆ど踏み込まず、栄誉の為にしのぎを削り合う研究者たちの確執に振り回されている様子などが中心でした。それはそれで面白かったけども。2021/04/12
naoto
1
シン=トゥン・ヤウという、中華系数学者の自伝的な本。カラビ予想というのを解明したらしいけど、あまり詳しいことはわからず。もっとも、ちゃんと書いてあったところで、自分に理解ができるとは思えないが…。いろいろ、団体などをつくるに当たっては苦労したようだ。2022/12/02
こたろう
1
カラビ予想を解決したヤウの自伝。カラビ予想を知らなくても、ヤウと同時にフィールズ賞を受賞したのが、サーストン、コンヌと聞けば、どれだけ発見であったのかがわかる人が多いと思う。30年ぐらい前の北米の数学界の様子もヤウの視点から知ることができる。有名な日本人も登場するが、中国人と日本人の決定的な行動の差も明確に記載されていて、今現在北米で中国系の研究者が増えているのも理解できる内容となっている。数学に限らず、新しい発見をするためにヤウが取った行動が書かれているので、興味深い内容となっている。2021/03/01
takao
1
ふむ2021/01/11
Riko
1
図書館で借りた2020/11/25