出版社内容情報
対称性や量子力学などをテーマに、数理物理学の世界を紹介する。具体的な主題に沿った解説とともに、この分野の雰囲気に触れる。
内容説明
対称性や量子力学をテーマに、数理物理学の世界を紹介。具体的な主題に沿った解説で数理物理学の“風景”を伝え、その趣きや雰囲気に触れる。
目次
第１部 対称性（対称性の美しさ；対称性の数学；対称性の破れ ほか）
第２部 数学と物理学（数理物理学；マクスウェル方程式からゲージ場の方程式へ；場の理論と虚数 ほか）
第３部 量子力学の数理的側面（量子力学と関数解析；量子力学の数学的構造；量子力学から見た「空間」 ほか）
著者等紹介
新井朝雄［アライアサオ］
１９５４年埼玉県に生まれる。１９７６年千葉大学理学部物理学科卒業。１９８０年東京大学大学院理学系研究科博士課程中退。現在、北海道大学名誉教授、特任教授、理学博士。専門は数理物理学、数学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やす
8
難しくて理解できなかったけど量子力学の行列力学と波動力学はフォンノイマンがっ見極めたようにヒルベルト空間上の作用とみるときに同一視できる。その表現が満たすべき関係をCCR(正準交換関係)といい、CCRによる表現が量子力学の本質をついいる。量子力学は相対論との統合道半ばであって場の量子論の数学的完成はいまだ達成されていない。物理の理論が数学的に完備されることにより人類は深く自然を理解できるのである。といった内容のような気がした。数学セミナー、数理科学などに掲載した記事をまとめたものでリフレイン多し。2023/07/21
