内容説明
古代ギリシャから現代までに活躍した100人を選び、生い立ちや人物像、数学上の成果を紹介。
目次
古代・中世の数学(ピュタゴラス;エウドクソス ほか)
東アジアの伝統数学(劉徽;祖冲之・祖〓(こう)之 ほか)
近代西洋数学の形成(カルダーノ;ヴィエト ほか)
近代数学の展開(フーリエ;ガウス ほか)
現代数学の開花(ヒルベルト;アダマール ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やす
7
リーマンの数学と思想と一緒に借りてきた。ギリシャ、アラビヤは飛ばして西洋近代、稀代の展開、現代を読む。著者がまちまちで記事の粒がそろわない。クロネッカーは論争好きの嫌われ者って先入観があったが議論はしたし猛烈な反対などもしたけれど同じ相手と夢を語り合ったりもしていたそうな。クロネッカーの青春の夢を語った相手は論敵のデデキント。まあ、デデキントは相当の陽キャだったらしい。一方に精神を病む人も多い、カントール、リー、クライン。。。2024/12/29
qv-yuh
4
読書メーターでは書誌情報が出てこないようですが、2017年8月の新装刊というか、執筆者も入れ替えての新刊と言って良いものです。旧刊とくらべると好みは分かれると思う。 旧版では数学者の肖像図版の出典が分かりませんでしたが、それらのURLも巻末に記載されていて、親切。 もっとも数学史ものの極北は、小堀憲の『大数学者』と思うんだけどな。本論から離れた蛇足でした。2018/03/25