目次
第1部 数と図形(ゼロの誕生;円周率π;わからんものにはエックス!;プラスとマイナス;大きさのない点、幅のない線;ピタゴラスの定理;サイン・コサイン、何になる)
第2部 アラカルト(指数と対数;借金の恐ろしさと、名前のない真珠e;確率の考え;生産計画も画像処理も、まとめて面倒を見る“行列”;関数の考え;集合の考え;公理系;数学史上最大の真珠:複素数)
第3部 無限と数学(無限;無限を飼いならす;無限小数を受け入れる;座標の考え;面積計算の極意は「分けて、足す」;関数の積分:大粒、小粒の真珠たち;速度と微分;微分の応用:ニュートン力学と最小2乗法)
著者等紹介
野崎昭弘[ノザキアキヒロ]
1936年神奈川県横浜市に生まれる。1959年東京大学理学部数学科を卒業。1961年東京大学大学院理学研究科修士課程を修了。その後、電電公社電気通信研究所に勤務後、東京大学、山梨大学、国際基督教大学、大妻女子大学、サイバー大学を歴任。2011年3月サイバー大学を退職。現在、大妻女子大学名誉教授。専門は情報科学。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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烟々羅
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「やー、数学って本当に e ですね。サイナラ、サイナラ、サイナラ」 若い人にはわからない映画解説者の真似は置いといて。e に決まった名前がないとは、じつは初めて知った。オイラーの公式の美しさは高木「解析概論」に読んで三十年経った今も鮮明だが(そして受験のとき公式を憶える代わりにお世話になりました)、n! ≒ (√2πn)(n/e)^n は今回はじめて知ったりして。確率計算が趣味なのだが、関数電卓コマンド bc がほぼ正確な値を出してくれる所以か。素数はprime,これは primer,どちらも登山の手掛り2014/05/05
烟々羅
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【購入記録】2014-04-19 古書店あかつき書房(神戸三宮センター街) 兵庫の図書館、郷土資料のコーナでみて、手許に置きたいと思った本が「たぶん、この書店なら郷土研究の本など多いからあるのではないかな」と赴き、望外に数学の本を二冊購入した。 こちらは純粋に数学の美しさを語る随筆集