内容説明
高校の積分(リーマン積分)を卒業して、ルベーグ積分を始めよう!明解でコンパクトな入門書・教科書。ヘンストックによる“新しい積分”(ルベーグ積分の改良型)も紹介。
目次
第0章 高校以来の積分
第1章 ルベーグの考え方
第2章 準備
第3章 外測度
第4章 測度、可測集合、可測関数
第5章 単純関数とそのルベーグ積分
第6章 ルベーグ積分
第7章 リーマン積分との関係
第8章 微分積分学の基本定理
第9章 ルベーグ積分のその後
著者等紹介
寺澤順[テラサワジュン]
1947年東京に生まれる。1969年東京教育大学(現・筑波大学)理学部数学科を卒業。1971年同大学院修士課程を修了。その後、群馬大学講師を経て、ニューヨーク州立大学に留学。1977年Ph.D.with Distinction。現在、防衛大学校総合教育学群教授。専門は集合論的位相空間論、コンパクト空間論、次元論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
studyingtopology
1
この本はとてもわかりやすい。同じくわかりやすい本としては吉田洋一著『ルベグ積分入門』。ちくま学芸文庫から出ている。初級者はこれらの本を読むべき。間違っても伊藤清三の『ルベーグ積分入門』(裳華房)を読んではいけない。2011/10/12
トゥッティー
1
これはいい。こんなにわかりやすい本はなかなかない。大学生の時にむずと感じてたのが2時間くらいであっさり読めた。 2021/08/21
葉
0
今まで読んだルベーグ積分の中で1番簡単な本だと思う。準備の段階で躓くことはないので、外測度からしっかり読めばある程度ルベーグ積分がどのようなものかわかる。全体的に見やすいと個人的に思った。ジョルダンの分離定理は完全に忘れていたので復習する必要があると感じた。2014/05/02