内容説明
生き物の精妙この上ない「つくり」と「わざ」は35億年かけてできた。生命の仕組みを解き明かし、産業や暮らしに役立て、さらには生体をまねた「ものづくり」を目指す。「バイオに学び、バイオを超えたい」と願う東京大学生産技術研究所「工学とバイオ」研究グループの仕事を紹介。
目次
植物の妙技をあばく―光合成の仕組みに迫る計測技術
モーター分子一個の動きを見る―ミクロ運動の観察・解析技術
生物を利用して物質を測る―バイオセンサーの開発
分子に細胞を見分けさせる―人工臓器への足がかり
根粒菌の秘密に迫る―金属錯体を使う人工酵素の開発
分子を超えた分子をつくる―生体に学ぶものづくり
物質の人体影響を明るみに出す―培養細胞の利用技術
「なまもの」を長くもたせる―冷凍・冷蔵・解凍技術
試験管をミクロにしたら?―マイクロ生化学システム
生物の不思議をさぐる―マイクロマシン技術
血流をコンピュータ上で見る―循環器系のシミュレーション解析
人のからだをコンピュータ上で覗く―シミュレーションの医療応用
「柔らかい機械」をつくる―超柔軟ロボットシステムの運動制御
細胞にならった建物をつくる―テンセグリティの世界
著者等紹介
渡辺正[ワタナベタダシ]
東京大学生産技術研究所「工学とバイオ」研究グループ生体機能化学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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