出版社内容情報
すばる望遠鏡に代表される光・赤外線の天体観測で、躍動的な宇宙を目にするようになった。旧版より10年を経た進展を盛り込む。
内容説明
世界をリードするすばる望遠鏡の技術と成果、さらにその先を目指すTMT(30m望遠鏡)まで光・赤外観測の現在を伝える。
目次
第1章 光・赤外天文観測の歴史
第2章 天体からの光・赤外放射
第3章 光学系の基礎
第4章 可視光・赤外線観測
第5章 地上望遠鏡とスペース望遠鏡
第6章 検出器と光学素子
第7章 観測装置
第8章 観測データの解析
第9章 データベース天文学
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本正行
18
月や星に興味があって、天文学を勉強しようと読みだした。いい勉強にもなるし、知識や識見が広まってくるのはいい。如何せん、まるで物理学のように、数学、しかも高度な微分や積分、若い頃、数学を嫌った私には、全然わからない。将来、天文学を専門にする人向けではあるだけに、しっかり親切に、しかも精緻に内容が展開されている。間違っても、天文学を専門にしたいとは、若い頃にも、思わないけれど、学問の奥義を窮めるのは、つくづく大変だなと感心しました。何事も努力です。しかし、数学は、難しい。人には得手不得手がある。2022/02/24