出版社内容情報
宇宙進化を読み解く最もホットな対象の銀河団。アルマ望遠鏡でその放射を初検出した最前線から生き生きとした筆致あふれる一冊。
内容説明
宇宙論と天体物理学の交差点!基本原理・法則から観測データの解釈に至るまでを略さず解説。この一冊だけで「宇宙最大の天体」を理解できる。
目次
第1章 さまざまな手段で見た銀河団(宇宙最大の天体;可視光で見た銀河団 ほか)
第2章 宇宙の構造形成(一様等方宇宙;密度ゆらぎの線型成長 ほか)
第3章 銀河団ガスの放射過程(粒子の組成とエネルギー分布;制動放射 ほか)
第4章 銀河団の内部構造(熱的ガスの空間分布;銀河の空間分布 ほか)
第5章 銀河団の進化(質量降着と銀河団衝突;相対論的粒子の加速 ほか)
付録
著者等紹介
北山哲[キタヤマテツ]
1969年、さいたま市生まれ。1998年、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。博士(理学)。現在、東邦大学理学部物理学科教授。2009‐2017年、X線天文衛星ASTRO‐H(ひとみ)サイエンスアドバイザー。2017‐2019年、JAXA宇宙科学研究所客員教授併任。専門は、観測的宇宙論、銀河・銀河団の形成と進化。2003年、第14回日本天文学会研究奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。