感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本正行
18
初学者向きとしては難しい。数式が出るとお手上げと、遅まきながら、数学や物理学を勉強したいと思ってしまう。やはり学問だなと感心する。大学の専門課程へ進む人の基礎的な本なんだろう。ちょうどいい、難しいぐらいがいい。宇宙や星への憧れは、神や人間への考えにも繋がって来る。科学的に淡々と、天体の動きを観察し説明する。これがわかるようになりたいと思う。大昔の人は、望遠鏡もコンピュータもなく、日々星を見上げて、いろいろ考えた。そして永い永い年月を天への思いですごした。それも、ひとつのすばらしい一生2022/08/16
ギザロ
1
宇宙の起源の部分は文系人にはやや難解であるが、天文学者の間では基本・常識である内容を一般人が理解するには最適の本と思われる。第5章・3以降は、記載がやや古いので、直近の専門書にあたった方がよい。2015/11/22
デルト
1
宇宙論・天文学についての基礎を学べる。この第一巻ではほとんど式を用いずに説明しているため一般の読者と入門者向けといった感じ。 天文学・宇宙論・地球物理など幅広い分野をカバーしているので基礎知識を学ぶには丁度よいと思います。2012/01/15
ゆうたろう
0
地球も宇宙の一部に過ぎないことを改めて認識させてくれます.本書では星空を見上げるしかなかったかつての人類の宇宙観測の歴史から始まって,宇宙の始まり,恒星の進化と元素の生成,太陽系の成立,そして地球環境と幅広く扱っていて、元素生成についての分野が最高に面白かった。 2014/08/15