日評数学選書
ガロア理論講義 (増補版)

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  • サイズ A5判/ページ数 239p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535601413
  • NDC分類 411.73
  • Cコード C3341

目次

第1章 ギリシャの作図不能問題
第2章 代数系入門
第3章 有限体論
第4章 体論
第5章 ガロア理論とその応用
第6章 ガロア群の決定
第7章 無限次ガロア拡大の理論
付録A 群論より
付録B 問題略解

著者等紹介

足立恒雄[アダチノリオ]
1941年京都府に生まれる。1965年早稲田大学理工学部数学科を卒業。現在、早稲田大学理工学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

LUNE MER

15
初めての本がいつまでも自分の中に巣食っているというやつで、ガロア理論というと今でもやはりこの本が好き。たまに余談に脱線する講義口調の文体、数式のフォントやイメージ図のレイアウトなどの諸々を含めて落ち着く。本書だけでは充足できない数学的なトピックはもちろんあるが、ちょっと復習したいときには真っ先にここに駆け込む。手元にあるのは改訂前の紫色のカバーのバージョン(初版本)で、おそらく今所蔵している書籍の中でいちばん古くから側にいるのがこれ。2022/05/27

ヒダン

8
レポートの参考文献に読む。無限次ガロア拡大について読む。他のガロア理論の本は全て有限次ガロア拡大の場合しか書かれていないようだったので助かった。しかしkrull位相についてはよく理解できず。2015/01/31

LUNE MER

6
足立先生は文才もお持ちで、数学書でかように軽快でユーモラスな文章にはそうそうお目にかかれない。しかし決して数学的な内容が濁されていたりするわけではなく、純粋に本書でガロア理論の基本的な部分を勉強することは十分に可能。読みやすさの裏返しというわけでもないが、過度に内容が詰め込まれたわけではないので、前身となるラグランジュの理論や、ガロア自身の手による素数次数の方程式が可解であることの必要十分条件には触れられていない。高3のときに背伸びして買って 、大学の数学がどんなに高度なものなのかを思い知らされた一冊。

さわら

0
著者のぐだぐだとした語りが入る珍しい数学書(同著者の類体論へ至る道ほどではないが) 良いことも書いてあるが,ごまかしていると感じる部分もちらほらある. 歴史的な部分に触れていたりと読み物として面白くなることを意識して書かれているのがよくわかる. ある程度ガロワ理論の流れを理解していれば面白く読めると思う.2014/10/31

門倉或刀

0
一周目。基礎の確認のために。復習2011/10/14

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