日評数学選書
漸近挙動入門―太鼓の形を聴くために

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  • サイズ A5判/ページ数 145p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535601345
  • NDC分類 413
  • Cコード C3341

内容説明

本書では、「カッツの太鼓の問題」の理解を目標として、漸近挙動の一端を、やさしいことはていねいに詳しく解説し、むずかしいことについてはその雰囲気を紹介したものである。

目次

第1章 グラフ上のサイクルの数をかぞえる
第2章 酔歩の足跡を追う
第3章 積分を通して漸近挙動を見る
第4章 熱方程式を巡って
第5章 固有関数展開
第6章 漸近挙動と幾何学量
第7章 タウバー型定理
第8章 ワイルの公式
第9章 太鼓の形を聴きとれるか

著者等紹介

高橋陽一郎[タカハシヨウイチロウ]
1946年埼玉県生まれ。1969年東京大学理学部数学科卒業。東京大学教養学部教授をへて現在、京都大学数理解析研究所教授。専門は確率論・力学系理論。理学博士
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