出版社内容情報
台湾の高校教科書の邦訳。生物学と人間の関わりが中心テーマで、高校生だけでなく大人も知っておくべきことが丁寧に書かれている。
内容説明
日本の高校生物には、「ヒトの生物学」がない!思春期の高校生にとって必要な「ヒトの生物学」と食品、医療、環境を扱う台湾の教科書から21世紀を生きるための生物リテラシーを学ぶ。
目次
1章 生物科学と食品(微生物と食品生産;食品生産における発酵技術の応用 ほか)
2章 生物科学と医療(抗生物質とワクチン;臓器移植 ほか)
3章 生物科学と環境(外来種の侵入;環境汚染物質 ほか)
4章 高校生物では何を学ぶのが重要か―伝えたいことは「ヒトの生物学」(海外の教科書の例;台湾の教科書の特徴(日本との比較から) ほか)
著者等紹介
趙大衛[チョウダイエイ]
台湾・国立中山大学生物科学系教授。理学博士
松田良一[マツダリョウイチ]
1952年、横浜市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちぇけら
14
卒論関係。生物的な発見について、過去からの歴史的な流れを踏まえて説明していた。難解なものはコラムにしていて本文と分けられていたし、図表も比較的多かった、あと写真。ただどうしても冗長さが拭えない……。「教科書」だから仕方ないのかな。2017/11/27
えぬ
4
日本の高校の教科書にはほとんど載っていない世界では学んでいる「ヒトの生物学」をメインに据え、台湾の教科書を訳し編集し直した本。 医療や性、発酵など生活に根ざした内容。2019/03/30
雨
0
自分には少し高度すぎて、内容が全く血肉にならなかった。勉強してから読み直したい2018/10/20