内容説明
検定教科書も検定外教科書もぶっとばせ!国際標準の「高校化学の教科書」。化学リテラシーを身につけたいすべての人に。
目次
見えない世界
安定な元素はいくつ?
周期表とはなんだろう?
ナトリウムのイオンはNa+なのに、なぜ窒素のイオンはNO3-なのか?
原子はなぜつながり合う?
H2O分子は,なぜ「く」の字に曲がっている?
モルとは何か?
熱と温度はどうちがう?
2H2+O2→2H2Oの矢印は,なぜ右を向く?
化学反応は、どのように進むのだろう?
化学反応は,最後まで進みきるのか?
水に溶けやすい物質と溶けにくい物質は、どうちがう?
電池のパワーは,どこから出てくる?
水を電気で分解するのに,なぜ硫酸などを溶かすのか?
フェノールフタレインは,どうして赤くなる?
教科書の記述は正しい…のか?
著者等紹介
渡辺正[ワタナベタダシ]
1948年、鳥取県生まれ。東京大学生産技術研究所教授。工学博士
北條博彦[ホウジョウヒロヒコ]
1968年、神奈川県生まれ。東京大学生産技術研究所講師。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちぇけら
10
卒論関係。はじめの方はサイエンスライディング的でよかったけど後半はダメダメ。高校までは化学やってたし今でも塾で教えてるけどさっぱり。そして最後の教育批判……。2017/11/23
gondan
5
え~ん(T_T)とても難しかったよ~(T_T)。みんなラクラク読んでるんだ…すごいな。とても面白い本だったが、高校化学が苦手な人が手を出してよい本ではなかった。また、高校を卒業して20年以上たった人が手を出してもよい本でもなかった。ただ、「電子雲」をつかった化学式の説明や量子力学のさわりを使って解説されていたところは感動した。渡辺先生が最初から最後まで怒っていたのには、笑えてしまった(いや、良い意味で…ですよ)。2012/04/02
よふかし
3
正直、渡辺正さんの心の声(?)はいらない。終章以外で高校化学の批判をする必要はないと思う(確かに高校化学はやる必要ない。それなら一般化学をやるべきだと思う)。 けど内容は良かった。「なぜ」に対して分かりやすく答えていたと思う。また「[化学の原理] 置かれた環境の下、電子も原子・イオン・分子も、できるだけ居心地をよくしたい(エネルギーを減らしたい)」という考えのもとで書かれたこの本の内容と考えには好感が持てた。「化学」=「電子とエネルギーの科学」だと分かる本である。 高校生や化学を学び始める人に薦めたい。
さとう
1
難しい〜。2023/03/15
しろっこー
1
浪人時代に買ってしまった駄本。往々にして高校化学はダメダメということが分かればよし。大学の化学の説明をしているけれど、定性的だったり、一般向けだからか、定量的な議論を控えめにしてある。大学で化学を勉強しましょうというだけ。2014/12/18
-
- 和書
- ルンラン ルンラン