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出版社内容情報
日本軍が与えた、今も残る痛みに向き合い、真の和解を考える――
本書は、英国(イギリス)・オランダ・アメリカを主なフィールドとして、第二次世界大戦で日本軍の捕虜あるいは民間人抑留者となった者とその家族のトラウマをオーラルヒストリーの手法を用いて、つぶさに調査・分析したものである。
内容説明
真の和解を問うために。英国・オランダ・アメリカを中心に、第二次世界大戦の日本軍の捕虜・民間人抑留者とその家族のトラウマ・PTSDをつぶさに調査・分析。
目次
第1章 元捕虜・民間人抑留者問題とは何か
第2章 元捕虜たち・男たちの経験
第3章 元捕虜の妻たち
第4章 “父の娘”の戦争
第5章 トラウマ記憶の諸相
第6章 元捕虜たちの語りと記憶の信ぴょう性
第7章 トラウマ記憶を語るということ・聴くということ
著者等紹介
中尾知代[ナカオトモヨ]
岡山大学大学院社会文化科学研究科行動科学学科目准教授。1960年生まれ。奈良女子大学英文科から英国ウォリック大学史学科に留学後、東京大学修士課程修了。岡山大学教養部に奉職し、文学部に移籍後、ブリティッシュカウンセル奨学生としてエセックス大学に留学。外務省調査員を勤める。岡山大学に勤務しつつ研究を続け、2016年にPh.D.取得。JOHA(日本オーラル・ヒストリー学会)の設立人・理事・研究活動委員長、国際オーラルヒストリー学会アジア評議員を歴任。2006年オックスフォード大学フェロー、2015年度フルブライト・リサーチ・フェローとしてコーネル大学を拠点に捕虜・抑留者研究を行う。日本トラウマティック・ストレス学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。