内容説明
処罰から治療へ、そしてハーム・リダクションをめざして。薬物対策の現状を批判し、解決のための新たな視座を提供する。
目次
第1章 日本版ドラッグ・コートの理論と実践(DARS(Drug Addiction Rehabilitation Support)の理論と実践―日本版ドラッグ・コート実現のための障害とその克服
薬物を使わないで生きていくための実践―社会は何ができるのか?
自らの回復と仲間の支援の狭間で―当事者カウンセラーの意義と課題 ほか)
第2章 諸外国の薬物政策(米国ドラッグ・コートの現在;アメリカ合衆国―薬物政策の過去、現在、未来;ドイツ―薬物の自己使用は、なぜ処罰されるのか? ほか)
第3章 新たなる提言―日本版ドラッグ・コートを越えて(ダルクのウィークポイントとその解決;薬物依存症とは何か?―回復支援の限界を超えるために;セルフヘルプのための他機関連携―薬物対策における「協働」 ほか)