内容説明
「植物状態」に陥っても、1人の人間として生きている姿がある。崖っ淵の家族の愛と苦悶がある。その姿を記者たちが全国に訪ね、リアルにとらえ、ここに1冊の報告書にまとめた。いのちとは、生きるとは、そのとらえ方を根源から問い直そうとするレポートだ。第31回ファイザー医学記事賞大賞受賞。
目次
第1章 漂流
第2章 輪禍
第3章 追跡―宮城県内患者実態調査から
第4章 障壁
第5章 震災
第6章 叫び―全国患者家族アンケートから
第7章 希望
第8章 尊厳
第9章 存在
第10章 まなざし―四人に聞く
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まりぼん
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生きているってなんだろう。急性期のあとに待っている現実を知らなかった私に、今できることってなんだろうと考えさせてくれた1冊。
タロウ
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しっかり取材したいい本だった。「身体を介した交流」の研究をする西村ユミさんやテニスをすることを想像しmriで脳の反応を見て会話するケンブリッジ大の研究も出てきてびっくりした。それにしても遷延性意識障害になっても、リハビリのための病床を確保することが難しく在宅介護するしかなく、その患者の多くは脳卒中によるもので高齢化も進んでいること、世間的な認知も低く先進自治体宮城でも患者数が把握されていないこと、誰にも知られず介護を続ける家族が全国にいて、医者から見放されながら回復した例も多くあることなどを知った。2024/07/01




