心病む母が遺してくれたもの―精神科医の回復への道のり

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心病む母が遺してくれたもの―精神科医の回復への道のり

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  • サイズ B6判/ページ数 154p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784535586369
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1011

内容説明

人はいつだって変われる。統合失調症の母への葛藤―過酷な運命をたくましく生き抜いた心の軌跡を赤裸々に綴った衝撃作。

目次

序章
第1章 母の生い立ち
第2章 別人になってしまった母
第3章 両親の離婚、そして新しい家族
第4章 医学生になって
第5章 精神科医になって
第6章 母との再会
第7章 私を強くしてくれた人たち
第8章 私の結婚
第9章 母の晩年
終章 私を変えたマンガの力

著者等紹介

夏苅郁子[ナツカリイクコ]
1954年北海道札幌市生まれ。浜松医科大学医学部卒業後、同精神科助手、共立菊川病院、神経科浜松病院を経て、2000年にやきつべの径診療所を開業。児童精神科医、医学博士、精神保健指定医、日本精神神経学会専門医、日本児童青年精神医学会認定医、日本夜尿症学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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パフちゃん@かのん変更

65
小さい子どもの頃に母親がこんな状態というのは本当に辛いことです。父親の浮気だけが原因とは思えませんが、全く責任を果たさずに離婚してしまった父親は無責任だと思う。父親にしても職場にまでいろいろ電話がかかってきたり散々迷惑かけられてどうしようもなかったのかもしれません。娘を医者にする学費や生活費を負担したのが精一杯だったかも。精神医療にはとても期待しています。連続強姦魔なんて聞くとこいつは去勢するしかない…と思いますが、脳のどこかに異常があるのでしょうね。いろんな精神病の原因を解明し、治療法を確立してほしい。2014/10/03

こばまり

58
精神障害が如何に本人と周囲を苦しめるものであるか。加えて、発症は誰にも起こり得て、回復は可能であり、たとえ病気があっても誇り高く生きていけること等、一当事者とその家族の物語にじっくりと触れることで、かつてない程に理解を深めることができた。2019/02/06

里季

50
私が最初に精神科の門をたたいたのは、娘が高2の時の9月初めだった。1学期終わりから急に学校へ行けなくなった娘がやはり2学期になっても行かないので相談に行ったのだった。それから8年になる。統合失調症は昔「精神分裂病」と言われ、何も知識のない人々から忌み嫌われていた病気である。著者は、母親がこの病気で幼少のころから普通でない環境で育ったため、医学部に進んだものの、人との関係、また家族関係の拗れから、自殺未遂をしたり、摂食障害に苦しんだりして、それでも様々な人との出会いから、徐々に回復していく。2014/01/02

ネギっ子gen

45
【「人生って素晴らしい」――私は言えるようになりました。だから「あなた」も、前を向いて歩んで下さい】統合失調症の母、放蕩三昧の父、二度の自殺未遂――。過酷な環境を生き抜くことで自信を取り戻し“跳躍”した、静岡で精神科診療所を開業する精神科医の初めての著書。【丁寧に「手当て」されていけば、人は回復する】<「生か死か二つに一つの隙間風」は『第一句集 柳絮(りゅうじょ)飛ぶ』の中の一句/この句の中に、私は精神の病いに対する世間の偏見と闘いながら、決して誇りを捨てずに生き抜いた母の覚悟をみたような気がします>。⇒2021/10/29

田園の風

19
統合失調症を患う母や家族との葛藤を乗り越えた精神科医の半生記である。彼女の母は彼女が10歳の頃、統合失調症を発症した。医者を志したのは母の為ではなく一人で生きていけない母の様になりたくなかったからだった。彼女は煩悶しながらも医者となり、今は患者と家族に寄り添った精神科医として開業している。僕はボランティアとして精神疾患のある方と話す機会があるが、この本から患者は死にたいと声に出せば気持ちが楽になり、死が絶対的な休息であると思えること。死への思いは、障害で人間関係が破綻し生じた孤独が引き起こすことを学んだ。2019/01/22

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