目次
1 原発震災の歴史的意味(原発震災前史;自然の力を軽視したツケ;次に原発震災が起きる場所;福島第一原発で起きたことの再検証;電力不足キャンペーンのウソ;今後も続く、とてつもない危機)
2 これは事故を超えて犯罪だ(考え得る原発過酷事故の勢揃い;福島原発事故による人体被害;汚染日本で暮らすための汚染者負担の原則;未必の故意による事故と業務上過失で拡大した被害)
3 討論 福島原発事故の疑問を解く
著者等紹介
槌田敦[ツチダアツシ]
1933年東京生まれ。東京都立大学理学部卒。東京大学大学院物理課程中途退学、東京大学理学部物理教室助手、理化学研究所研究員。1966年東京大学理学博士。名城大学経済学部教授、高千穂大学非常勤講師定年退職。専門:熱物理学、環境経済学
山崎久隆[ヤマザキヒサタカ]
1959年富山県生まれ。富山県立桜井高等学校卒。たんぽぽ舎、劣化ウラン研究会、福島原発市民事故調査委員会
原田裕史[ハラダヒロフミ]
筑波大学大学院修了。理工学修士。コンピュータプログラマ。たんぽぽ舎では「地震がよくわかる会」「核開発に反対する会」に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
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福島の原発は、いきなり、あのような大事故が突発的に起きたわけではなく、その伏線があったことが冒頭で書かれている。1980年代にその前兆現象があったとは驚きである。原発が沿岸部に立地するワケは、冷却水の確保と、人口過疎のためらしい(27ページ)。そうであれば、市民一人一人の人権の意味が問われていいだろう。評者の住まいからすれば、砂上の楼閣:浜岡原発の脅威はある(36ページ)。167ページに生々しく書かれているように、子供に甚大な鼻血や下痢が昨年6月に郡山市や福島で発生していることである(107ページ)。2012/09/17
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