内容説明
少年期の日々とともにあった大日本帝国は、大いなる災厄の根源であると同時に、偉大な反面教師でもあった。―逆説としての大日本帝国。
目次
少国民から中学生へ
落ちぶれて
わがテリトリー
電信隊の原っぱ
無敵の皇軍
征く兵・守る銃後
国体の本義
悠久の皇紀二千六百年
嵐の前の中学生
農家へ工事現場へ
学徒という名の労働者
ときめきは淡く
絶望へのマーチ
唯一の男手
国破れて焦土あり
モノが消えた
にわか百姓
崩壊と目覚め
大日本帝国の逆説
著者等紹介
河内淳郎[カワチアツロウ]
1929年生まれ。東京で育つ。1952年司法試験合格。1953年東京大学(旧制)法学部卒業。東洋紡績(株)入社。以後関西に居住。1979年同社経済研究所長。1984年同社退職。87年横浜に移住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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