出版社内容情報
西欧とイスラームは共生可能か? 社会学と憲法学から法理と実体を解き明かし、共生の条件を探る。樋口陽一を招いての鼎談は圧巻。
内容説明
ムスリム女生徒のスカーフ着用が、ヨーロッパ各国で問題となっている。西欧とイスラームはなぜ対立するのか。それぞれの社会の基本原理とは?その現実とは?そして共生の条件は?衝突か、和解か。憲法学と社会学の共同作業による、比類なき一冊。最終章、樋口陽一氏を招いての鼎談は圧巻。
目次
スカーフ論争とは何か
第1編 政教分離の憲法学(リベラル・デモクラシーにとってのスカーフ問題;フランスにおける政教分離の伝統とイスラーム;多文化主義の挑戦を受ける「フランス共和主義」;ドイツの政教分離―ルディン裁判は何をもたらしたか)
第2編 スカーフ論争の政治社会学(フランスの「スカーフ禁止法」論争が提起する問い―「ムスリム女性抑圧」批判をめぐって;ドイツでのスカーフ問題の位相;ベルギーの公教育における宗教シンボル論争の矛盾点;ムスリムの国トルコのスカーフ問題―世俗主義とイスラーム主義の相克)
第3編 鼎談 共生に向けて何を提起するか そして、私たちにとっての意義
著者等紹介
内藤正典[ナイトウマサノリ]
一橋大学大学院社会学研究科教授・社会学。1956年生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。同大学院理学系研究科地理学専攻博士課程中退、同大学助手、一橋大学講師を経て、現職。専門は、現代イスラーム地域研究、中東の国際政治
阪口正二郎[サカグチショウジロウ]
一橋大学大学院法学研究科教授・憲法。1960年生まれ。早稲田大学大学院法学研究科単位取得退学。一橋大学法学博士。東京大学社会科学研究所助手、同助教授などを経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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