エスニック文化の社会学―コミュニティ・リーダー・メディア

エスニック文化の社会学―コミュニティ・リーダー・メディア

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  • サイズ A5判/ページ数 168p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535582446
  • NDC分類 316.8
  • Cコード C3036

内容説明

本書の1から4までは、100年以上の歴史を誇るハワイの日系社会という特定地域の変動を、一世から三世までの、日系社会のリーダーたちの適応ストラテジーや社会的志向に焦点を絞って分析したものである。5から7では、今日の日本におけるエスニック集団がテーマである。まず、日本におけるエスニシティとメディアにかんする研究の系譜を概観する。つぎに、世界的な人的移動の波によって急増した在日外国人と、それがつくりだすメディアの実態をさぐる。最後に、グローバリゼーションのなかで進行するローカリゼーションの実態を、エスニック・メディアやグローバル企業の馴化戦略(対象社会の文化に馴染ませる方策)をとおして検討する。

目次

1 協調か抵抗か―抑圧下の一世リーダーのストラテジー
2 危機場面における選択―日米戦争下の二世の米化運動
3 戦時下二世リーダーの役割―チェンジ・エージェント研究ノート
4 エスニック文化主義をめざして―オキナワンの覚醒運動
5 「エスニシティとメディア」―日本における研究の系譜
6 在日エスニック・メディアの現在
7 グローバリゼーションと文化変容

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハンギ

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主にハワイにおける日系人のコミュニティが戦前戦中どのような経緯を辿ったのか記述した研究書。戦後は主にハワイにおける沖縄県人会についての記述をしている。最近もあったけど、世界ウチナンチュー大会が開催され、けっこう盛り上がるのだそうだ。コンパクトにまとまってていてエスニックに興味がある人は読むと面白いです。主に日系人コミュニティの変化を追っているから楽しいと思う。戦後の日本のエスニックメディアについてはもっと書いて欲しかったかも。思想浸透などの普及論についてちょっとだけ記述されていて少し興味を持った。2012/07/31

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