内容説明
本書は、弁護士と依頼者のあいだの法律相談をめぐる問答を素材とした民法総則・物権編の体系的な副教材である。本格的に法律学を学びはじめて民法の講義をききはじめた学生を対象とする中人数の授業で使用されることを予想している。
目次
マンション騒動―権利の濫用
精神障害者の妻―無能力者
妻と子と夫とその愛人―住所
金持ちの財産処分―財団法人の設立
女子の雇用差別―公序良俗・違法行為
不動産を他人名義にしておくと―虚偽表示
おばあちゃんと地上げ屋―錯誤・意思表示の到達
マイホーム喪失事件―心裡留保・詐欺
白紙委任状を渡したら―表見代理
不動産売買の仲介―代理と相続
田舎の山林争い―時効の援用・放棄
先妻の子と後妻の相続争い―相続と登記〔ほか〕
