内容説明
昭和の終焉をへて即位の礼、大嘗祭へとつづく、天皇制の歴史的転換期に問う。
目次
序章 いま、天皇制を問いつづける意味
1 憲法第一章・注解―天皇制の憲法解釈(天皇の大権条項の変遷;「象徴」天皇論の徹底―再構成のための覚書;国事行為論;皇室財政―大喪・即位の儀式を中心に)
2 『皇室典範』の法解釈(『皇室典範』私注)
3 象徴天皇制をめぐる法と政治を考える(新天皇の誕生と旧天皇の葬儀;即位の礼と大嘗祭;皇族の活動;天皇・日の丸・君が代―天皇制の記号;天皇の戦争責任;元号制度の諸問題)