内容説明
この本に収録した長短10篇の文章は、著書・論文のいわば背景事実やその周辺に関する、諸外国の紀行や紹介を含めての学術的エッセイと、いろいろな機会に書いた、多かれ少なかれ、公法学に関連のある追想ないし随想的なものから成る。
目次
戦後憲法と憲法学―一戦中派世代の自分史
憲法・裁判・知日学者―紀行とプロフィール(西ドイツ・イタリア・フランスの憲法裁判管見―大陸型違憲審査制の国ぐにをたずねて;カペレッティ教授とヨーロッパ大学研究所―“ヨーロッパ統合”の一側面;回想のウォレン長官―『ウォレン・メモワール』によせて;知日アメリカ学者のプロフィールと学術交流―アメリカのわが国・わが友)
先達とその学問・風格をしのんで(私の田中二郎先生像;美濃部博士と美濃部行政法学;我妻栄先生と兼子一先生をしのぶ;鈴木安蔵先生の想い出)
大学教師の40年