感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
7
共産主義の観点から見た米外交。「ワグナー法の制定と共産党の政策転換は、その後の階級闘争とルーズヴェルト政府の態度に大きな変化を与えた。1935,6年と徐々に経済がもちなおしてくるのと平行して、労働争議の発生件数およびその規模も拡大していったが、この時期の労働運動は…経済闘争と平行的に政治闘争を行うようになっていった…大統領選挙には、諸組織が政治的外郭団体を組織して積極的に取り組み、いちじるしい成果をあげていた…ルーズヴェルト政府にたいする規定性を強めつつ、反独占の人民戦線へと発展していく礎をつくりだした」2020/11/07