出版社内容情報
相談者やその家族の死に直面したとき、支援者は何を思うだろうか。様々な現場での受けとめと、死を捉える専門知を紹介する。
内容説明
薄っぺらなこの時代に死を目の当たりにした臨床家は何を思うのか。
目次
序論 「死の想念」から「死自体」へ―心理臨床の直面する今日的課題
第1部 死と向き合う現場から(がん医療のそのなかで―私の日常は、常に人の死が付きまとう;移植における生と死;産科における子どもの死―新米の薄っぺら心理士、死と出会う;精神科臨床における自殺;自死遺族のこころを支える;自死案件を体験した学校の動揺と立ち直り;クィアと死―二重の生の否定とレズビアン・ファルスの臨床的応用;福祉現場で死に直面する支援者の支援)
第2部 実践を支えるための専門知(生のなかの死、死のなかの生―現象学から見た死;死と夢―ユング派心理臨床;死と精神分析―『快感原則の彼岸』をめぐって;「豊かな死」の経済思想―ケアと福祉国家;孤独死と死の社会学;死をおくる―人類学的な、あるいは人間学的なもの想い)
著者等紹介
祖父江典人[ソブエノリヒト]
名古屋心理療法オフィス主宰。臨床心理士、公認心理師。博士(心理学)。日本精神分析学会スーパーバイザー。東京都立大学人文学部卒業、名古屋大学医学部精神医学教室心理研修生修了、国立療養所(現国立病院機構)東尾張病院、厚生連安城更生病院、愛知県立大学教育福祉学部教授、愛知教育大学教育学研究科教授を経て、2021年よりオフィスを開業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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