創元推理文庫<br> ニャン氏の憂鬱

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創元推理文庫
ニャン氏の憂鬱

  • 著者名:松尾由美【著】
  • 価格 ¥799(本体¥727)
  • 東京創元社(2020/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488439101

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内容説明

製缶会社の総務部に勤めつつ、余暇にロックバンドで音楽活動をしている茶谷歩くん。ある日、大株主の実業家の秘書が来社した。音楽をやっている社員に会いたいと訪ねてきた、丸山と名乗る秘書はなぜか、黒白の猫を連れている!? 猫缶を開ける時の、“音楽的な響き”についての話が思わぬ方向にそれ、茶谷はかつて経験した、ヨウムが密室からいなくなった不思議な出来事について説明するはめになったが、嬉々としながら丸山と猫がまるで会話をするようにその謎を解いていき──。新たな仲間を加え、ニャン氏の事件簿、パート3は6編収録だニャ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harupon

37
ニャン氏の事件簿第3弾。語り手は、製缶会社の社員茶谷歩。実業家のニャン氏は、この会社の大株主として登場。茶谷がバンド仲間と遭遇した不思議な事件。短編6作。面白かった。最後に茶谷歩作詞作曲の「猫だから」「丸山氏のバラード」が載せてある。ニャン氏の事件簿シリーズ、面白かったです。続編出たら読みたいです。2022/01/10

藤森かつき(Katsuki Fujimori)

37
今回、色々とダメージを受けているニャン氏が愛しくも気の毒で。でも、鮮やかに謎を解く姿にはウットリなのです。ニャン氏も丸山氏も大好きなので、また逢えた喜びはとても大きいのだけど、ただ、仕方ないとはいえ、一巻ごとに主人公が変わるのは、ちょっと切ない。ニャン氏と同じように勧誘を断られてショックな感じなのです。最後、茶谷くんが、ニャン氏と丸山氏にプレゼントした楽曲には何やら泣けました。ちらほら懐かしい方々が出て来られるのも癒やしです。茶谷くんも、また何かの折りに顔出してくれるといいなぁ、などと期待してしまいます。2020/10/20

31
さくさくと♪ニャン氏の人選力が素晴らしい(^_-)-☆茶谷さん、いい人だぁ。ニャン氏も苦手なモノがあったのね、無敵かと思ってましたよ。丸山さんの会話能力、ホント羨ましいです。2020/10/27

hnzwd

28
ニャン氏シリーズ第三弾。バンドを組んでいる主人公に、猫缶を開ける時の音を相談する所から話が始まるのがニャン氏らしい。主人公の周囲で起きる事件や、ニャン氏の事件に巻き込まれていく感じはいつも通りで安心。最後は、、自分が誘われたら凄い悩みそうだ。2021/01/30

たんぽぽ

24
ニャン氏の存在と能力はファンタジーそのものなんだけど、なぜかすんなりとニャン氏の存在を受け入れてしまいます。 茶谷くんを選ぶニャン氏がすごい。2020/10/07

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