出版社内容情報
福祉・保健・医療・司法・教育など、多くの現場が向き合うDV(ドメスティック・バイオレンス)と子ども虐待の交差。「強圧的コントロール」というDV支配の本質を捉える“メガネ”とともに、当事者への関わりに活きる“引き出し”を多数紹介した実践ガイド。
内容説明
福祉・保健・医療・司法・教育など多くの現場が向き合うDV(ドメスティック・バイオレンス)と子ども虐待の交差。「強圧的コントロール」というDV支配の本質を捉える“メガネ”とともに、当事者への関わりに活きる“引き出し”を多数紹介した実践ガイド。被害者と子どもの安全と福祉を守るために。
目次
序章 DV問題に出会う
1 DV支配の本質的理解(DV理解の基本;強圧的コントロールを理解する;どのような状況の被害者に出会うのか―DV被害者支援のためのステージモデル;DV被害者の経験プロセス;加害者との関係を続ける被害者の支援;離別に向けた支援;加害者と離れた後の支援;被害者の相談・面談の実際)
2 子ども虐待とDVの交差に介入する(現状からのパラダイムシフトに向けて―「守ることの失敗」アプローチからSafe&Togetherモデルへ;DV加害者が子どもに及ぼす影響;被害親のストレングスを理解する;DVと子ども虐待の交差を可視化する;被害親への関わりの実際;加害親への関わりの実際;子どもへの関わりの実際)
著者等紹介
増井香名子[マスイカナコ]
日本福祉大学社会福祉学部准教授。大阪公立大学客員研究員。大阪府立大学大学院人間社会学研究科社会福祉学専攻博士後期課程修了。博士(社会福祉学)。社会福祉士、精神保健福祉士、公認心理師。大阪府の社会福祉職を経て2021年より現職。2022年からは、子どもが関係するDVへの対応を変革するためのSafe&Togetherモデルの紹介に取り組む。著書に『DV被害からの離脱・回復を支援する―被害者の「語り」にみる経験プロセス』(ミネルヴァ書房、日本ソーシャルワーク学会学術奨励賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。