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出版社内容情報
家族であっても自分の人生! 父親の顔は知らず、行方不明になったり包丁を振り回す母とのシビアな生活をユーモアたっぷりに描く。
目次
序章 オイラの「幸せ」な幼年時代
第1章 「お茶目怪獣」の登場
第2章 非日常的なオイラの日常
第3章 まだまだ悩みは深く続く
第4章 オイラの最悪な恋愛事情
終章 新たなる始まり
著者等紹介
瀬良垣りんじろう[セラガキリンジロウ]
1965年沖縄生まれ。高校卒業後、郵政省の試験に合格するも、採用までの期間、養豚場、石の販売、貯水タンク清掃、某B電器店などに勤務。郵政省採用後は、窓口、総務(課長)、郵便(総括課長)に勤務。かたわら労働組合の活動で支部の書記長、副支部長を、地方本部にて執行役員を経験した。2017年3月、何を血迷ったのか早期退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
S.Mori
27
統合失調症の母親に育てられた経験を書いた本です。壮絶な内容ですが、淡々した書き方とユーモアのおかげで読みやすかったです。母親が病気のために包丁を持って暴れる場面などは、読んでいて痛々しい気がしました。作者はその頃中学生です。中学生には重すぎる現実でしょう。そんな目にあいながらも母親を決して見捨ていない作者には頭の下がる思いです。さらに行間から伝わってくる愛情に感動しました。2020/10/09
わをん
1
図書館の返却本から。総合失調症で入退院を繰り返す母親と暮らした日々を綴る。ユーモアを交えながら書かれているけど、中学生の頃なんて本当に辛かったと思う。この出来事が、小説じゃなく本当に起きていて、それでも失わない母親への愛情に敬服。2022/05/22
みみこ
0
家族は家族以外の人に支えられて保たれていく。2021/09/05