出版社内容情報
ルターの宗教改革運動に後れること約40年、スコットランドではじまった宗教改革を推進したジョン・ノックスの思想形成を紐解く。
目次
第1部 ジョン・ノックスによる宗教改革運動(宗教改革者ジョン・ノックスにとってのジョージ・ウィシャルトの存在;ジョン・ノックスからスコットランドの摂政メアリ宛てに書き送った書簡―期待から失望へと心が揺れ動いた一五五六年~一五五八年;トマス・クランマーによるイングランドの教会改革―亡命宗教改革者ヤン・ラスキ、ジョン・ノックスの貢献を通して;抵抗権とクリストファー・グッドマンの生涯;プロテスタント貴族とジョン・ノックスによるスコットランド宗教改革運動―一五五七年~一五五九年の変遷)
第2部 ジョン・ノックスによる宗教改革文書(翻訳 神の御言葉の牧者ジョン・ノックスがスコットランドの摂政メアリに書き送った書簡―一五五六年の書簡に増補文を加えて一五五八年に印刷物として公刊された文書;翻訳 司教とカトリック聖職者が宣告した判決に対するアペレイション―スコットランド貴族と身分制議会にジョン・ノックスが提出した訴え)
著者等紹介
伊勢田奈緒[イセダナオ]
日本キリスト教団牧師。日本キリスト教学会、キリスト教史学会、更新伝道会所属。東洋英和女学院宗教部長(2018年~2024年3月)。2000年、ジョン・ノックスの研究のためスコットランドのセント・アンドリュース大学大学院宗教改革研究所において学び、宗教改革運動の奥深さを知る。東洋英和女学院大学、同大学院では、キリスト教学、キリスト教思想の講義を担当。16世紀ヨーロッパを揺るがせた宗教改革運動を多面的に研究しており、当時の人々についてより多くの人に紹介したいと考えている。毎年夏ドイツに行き、宗教改革者たちの足跡を辿っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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