出版社内容情報
双極性障害(躁うつ病)に翻弄されず、受け入れて粛々とコントロールする。
この病との理想的なつきあい方を実践する作家の極上の文章は、この病に関わる
すべての人への最高の贈り物です。
――加藤忠史(理化学研究所脳神経科学研究センター)
双極性障害Ⅰ型発症から20年。
長年この病とどうつきあってきたか、服薬ゼロになった現在からみた心得を綴る
貴重なエッセイ。
加齢、発達障害、依存、女性性、ハラスメントなどの話題も。
目次
「気の持ちよう」では治せない
アドバイスや共感よりも理解を
医師との相性
「まつりのあと」と女性性
「生きた心地がしない」こと
「できない言い訳」と完璧主義
躁状態と恥の意識
過労とうつの間で
加齢による変化と「その人らしさ」のこと
過ぎた方便―定型発達という問題
こころがすさむ依存のしくみ―お金について
こころがすさむ依存のしくみ―タバコについて
感情労働とクレーム対応
ハラスメントと承認欲求
愛だとか友情だとか
人にはキャパがある
著者等紹介
絲山秋子[イトヤマアキコ]
小説家。1966年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、住宅設備機器メーカーに入社し、2001年まで営業職として勤務する。2003年「イッツ・オンリー・トーク」で文學界新人賞、2004年「袋小路の男」で川端康成文学賞、2005年『海の仙人』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、2006年「沖で待つ」で芥川龍之介賞、2016年『薄情』で谷崎潤一郎賞を受賞。1998年に双極性障害(1型)を発症、現在も通院を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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