内容説明
「発達障害とは何か」「精神現象とは何か」「人間関係や世界はどう体験されているのか」…自閉症と呼ばれる子どもたち(人びと)の示す感覚世界の不思議さ、豊かさの謎にせまる。
目次
第1章 感覚・知覚とは何か―フッサール知覚論から(知覚とは「共有現実を与えるもの」;フッサールと現象学 ほか)
第2章 発達障害における感覚・知覚の世界(自閉症の子どもたちの感覚と知覚;赤ちゃんが始める二つの大仕事 ほか)
第3章 原初的知覚世界と関係発達の基盤(二十数年前のある出逢い;「もの」と「ひと」が貼り付いて受けとめられている ほか)
第4章 原初的知覚世界と関係発達臨床の実際(面接過程で見られる屈折した「甘え」;「甘えのアンビヴァレンス」をいかにして捉えるか ほか)
第5章 「かりいほ」の支援論―「安心」の獲得と体験世界(感覚・知覚世界)の変容(「かりいほ」について;「かりいほ」で生活をする人たち ほか)
著者等紹介
佐藤幹夫[サトウミキオ]
1953年秋田県生まれ。21年間養護学校(現・特別支援学校)教員を務め、2001年よりフリージャーナリスト、フリー編集者として活動。現在、「人間と発達を考える会」や批評誌『飢餓陣営』を主宰し、「更生保護法人同歩会」評議員、「自立支援センターふるさとの会」相談室顧問などを務める
西研[ニシケン]
東京医科大学哲学教室教授
滝川一廣[タキカワカズヒロ]
学習院大学文学部教授
小林隆児[コバヤシリュウジ]
西南学院大学人間科学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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