内容説明
自分の体験を大切にしながら、自分の心理療法を“実戦”しよう。往々にして陥りがちな自己満足について、自己点検をおのずと行なう契機になる精神療法についての本質論が、ときにスパイスを利かせ、時にユーモアをもって展開されている。
目次
第1章 診察室外の諸活動における体験―「動き」と「抱え」
第2章 青年期治療における医学的治療の周辺への注視
第3章 ザイクを訪ねて―ミルトン・エリクソンの心理療法
第4章 支持のかたちあれこれ―何をどう支えるか
第5章 人格障害の治療について
第6章 拒食と過食の治療―身体に注目して
第7章 心理療法における治療的変化の場と自然治癒的要因
第8章 精神科卒後研修―私の場合
第9章 精神療法の研修や指導についての疑問
第10章 初心者のための心理療法入門
著者等紹介
村上伸治[ムラカミシンジ]
1989年岡山大学医学部卒業。現在、川崎医科大学精神科学教室講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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