こころの科学セレクション
適応障害

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784535561021
  • NDC分類 493.49
  • Cコード C3011

内容説明

病気か、それとも正常か―?うつ病との違いは?そもそも病気なの?適応障害という言葉が登場して30年、くずかご的と呼ばれながら、臨床でよく使われるこの疾患に対する疑問に応える。

目次

適応障害をどうとらえるか
学校の適応障害
職場の適応障害
子どもの適応障害
老年期の適応障害
ストレスと情動のニューロサイエンス
認知・行動・学習理論
交流分析
社会精神医学的視点から
適応障害治療の実際
適応障害の心理療法
災害時の適応障害
自殺と適応障害
ストレス対策と適応障害
精神障害者の子弟の適応障害
スポーツ選手の適応障害
DSMと適応障害
essay 適応障害をめぐって(「適応障害」という“妖しい”概念;「非忠臣蔵考」―さむらい社会にみる適応障害;適応障害を診るとき;過適応文化と適応障害;適応障害をめぐって;適応障害と障害受容―病跡学的な観点から)

著者等紹介

原田誠一[ハラダセイイチ]
原田メンタルクリニック・東京認知行動療法研究所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NICK

10
先日、精神科を受診すると「適応障害」と診断された。あまり聞いたことがない病名なのでどんな病気なのかと思って拾い読みしてみたのだが、すると専門家ですら何か歯に物が挟まったような論じ方である。適応障害はPTSDほどストレス要因が強くなく、うつ病ほど器質も脆弱でもないというような、専門家に取っても曖昧な病気であるらしい。「誰にでもあることではないか?」や「医者として治療しがいはそんなにない」とまで言われてしまうとなんだか患ってるはずのこちらが申し訳なくなってくる…… 結局、自分の甘えにしか過ぎないのだろうか……2015/12/28

むっち

1
ちょっと前は、「新型うつ」などと言われていた時期もあり、理解が得られにくく、また人格の問題と誤解をされやすいという点があると思う。職場などでも、そのような症状を呈している人がいる可能性は高く接する可能性が高いので、理解を深めるために一読しておいても良い本かと思う。2016/04/01

ももはな

0
適応障害とはなんぞや?という人におすすめしたい一冊です。2013/06/09

realife05

0
私の知りたいこと、定義が曖昧だったこと、が言い方や視点を変え、複数の専門家が論じていて、私にとっては目から鱗。よく理解出来た。早く読んでおけばよかった、これさえ読めば適応障害のことは充分だったんじゃ?とも思ったが… 周辺知識や理解が深まっていたからこそ、すんなりと腹に落ちたのだろうな、とも思った。ま、とにかく、私にとってはわかりやすい教科書であった。2013/01/07

わーいわーい

0
一口に適応障害と言っても子供から老年まで幅広くあるのだなと思った。またスポーツ選手の適応障害という項目が非常に役に立った。患者に対峙する医者の無力さみたいな本音も書かれていたりして興味深かった。2019/03/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/3073331
  • ご注意事項