叢書・心理臨床の知 分裂病の心理療法―治療者の内なる体験の軌跡

角野 善宏【著】

日本評論社（1998/03発売）

• サイズ B6判／ページ数 175p／高さ 20cm
• 商品コード 9784535560604
• NDC分類 493.76
• Cコード C3011

目次

第１章　治療者の内的分裂病イメージ
第２章　治療的枠構造
第３章　分裂病者と転移・逆転移
第４章　治療論と実際
第５章　症例
第６章　病院での自殺
補章　治療者の初期訓練

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[カラ崎検査官]

うーん、面白かった！角野先生の文献ながら、風景構成法などのイメージを用いた心理療法の話だけにとどまらず、そもそも統合失調症の患者さんに対する心理療法で何を目指していくのか、その過程の中で治療者や病院組織がどのような機能や役割を果たすのか、ということが分かりました。

2015/12/11

[Ｋ]

筆者の誠実さが透けて見える文章。内なる体験の話題でありながらもオカルト的な印象を受けないのは珍しいと思う

2013/07/09