内容説明
本書は雑誌『こころの科学』32号(1990年7月)から46号(92年11月)の間に、12回にわたって連載された「中学生はいま―養護現場と臨床心理の対話」を再構成したもの。ここにいう養護現場とは、端的には学校の保健室のことであり、その養護教諭の先生方との対話から生まれ出たもの。
目次
第1章 思春期を考える視角
第2章 不登校を考える視角
第3章 不登校生徒にかかわる視角―ある学校現場の実践から
第4章 不登校生徒と生きる視角―ある養護教諭の実践から
第5章 いじめを考える視角―グループ・アプローチの視角から
第6章 いじめに向き合う視角
第7章 いじめと生きる視角―援助を求めているいじめっ子・いじめられっ子
第8章 事例検討の実際―ある「かかわれなさ」をめぐって
第9章 非行と生きる視角
第10章 孤独と生きる視角
第11章 からだと生きる視角
第12章 思春期を考える視角、再び